【30代から始まる老け髪】薄毛・うねり・パサつきは毎日のケアで防げる!
若いころは特別なケアをしなくても、ふわふわ・ツヤツヤだった髪。でも、30歳を過ぎたころから、ボリュームダウンやうねり、パサつきなど、変化が現れはじめることが多いようです。髪が老けると、メイクやファッションをがんばっていても一気に全体が老けた印象に。ケアを見直すことが、いくつになっても美しい髪を保つことにつながります。そこで今回は、老け髪を防ぐためのヘアケアのポイントをお伝えします。
なぜ髪が老けるのか?主な原因4つ
大人女子の髪のさまざまなトラブルの原因は、大きく4つ挙げられます。
① 頭皮の血行不良
頭皮は、髪が豊かに育つための畑のようなもの。でも、忙しい大人女子の頭皮は、乾燥やよくない姿勢、食生活などの影響で血行がとどこおりがちになり、まるで土がカチコチになった畑のように栄養不足になりやすいものです。畑が豊かでなければ、そこから育つ髪が貧弱になってしまうのは当然。いかに血行を促すかがポイントとなります。
② 紫外線の影響
紫外線がお肌によくないことは知っていても、髪への影響をきちんと理解している人は意外と少数派。でも、実は大きな影響があります。髪が紫外線を浴びると、髪を構成しているたんぱく質がダメージを受けて水分保持力が低下、乾燥・パサつきの原因となってしまうのです。お肌と同じように紫外線から髪を守るケアが必須です。
③ 女性ホルモンの減少
卵巣から分泌される女性ホルモンのエストロゲンは、からだや髪を女性らしく健康に保つ働きをすると言われています。しかし、更年期を迎えて卵巣の機能が低下するとこのエストロゲンの分泌も減少してしまうため、閉経を迎えるころから、特に薄毛に悩まされる女性が増えてくるようです。このため、更年期を迎える前から、先手を打って薄毛対策をしておきたいものです。
④ 「雑」なケア
日常的なケアが「雑」であるために、髪を老けさせている方も多くいます。その代表的な例が、「シャンプー後のすすぎが不十分なこと」と、「シャンプー後の濡れた髪をすぐ乾かさないこと」。
すすぎが不十分だとシャンプー剤が頭皮の毛穴に残るなどして頭皮の健康を損ねますし、濡れ髪を放置していると、髪を守るキューティクルが摩擦ではがれ落ちてしまい、傷みや乾燥を招いてしまいます。さらに頭皮に雑菌が繁殖し、抜け毛などの原因になると言われていますので注意しましょう。
老け髪を防ぐ!毎日のケアとは?
① 頭皮の血行を促すために
・ブラッシング
手軽にできるブラッシングですが、単に髪をとかすためだけではなく、頭皮のために毎日丁寧にブラッシングをしている、という方はあまり多くないようです。夜のお風呂や朝のメイクなどの前に、さまざまな角度から、頭皮の血行促進を意識したブラッシングをしましょう。もちろん、強すぎて頭皮を傷つけるのはNG。頭皮ケア用のブラシが1,000円台から出ていますので、まだお持ちでなければぜひゲットして、毎日の気持ち良い習慣にしてください。
・頭皮マッサージ
ブラッシングも頭皮マッサージのひとつですが、指先や手のひらを使って行うハンドマッサージや、専用のマッサージャーを使うのももちろんおすすめです。ハンドマッサージの際は爪を立てると頭皮を傷つけるので、指の腹で行いましょう。ハンドマッサージだと疲れるなという方は、頭皮マッサージャーもいろいろな種類が出ていますので、レビューなどを参考にしながらお気に入りを見つけるのもいいですね。
② 紫外線から守るために
・UVケアスプレー
肌と同じように、髪にもしっかり「日焼け止め」を。UVケアスプレーならドラッグストアですぐ手に入り、お出かけ前にシュッと、手軽にケアできます。
・帽子や日傘
紫外線から守るという意味では、帽子や日傘もおすすめです。ただ、暑い時の帽子は頭皮が蒸れる原因となる場合もありますので、優雅に日傘のほうがよいかもしれません。
③ エストロゲンの減少を補う
エストロゲンの減少による薄毛対策としては、「大豆イソフラボン」の摂取が有効であると言われています。毎日の食事に、豆腐や納豆、味噌、きな粉など、大豆製品を取り入れることを習慣にしましょう。
④ 毎日のケアを丁寧に
シャンプー後のすすぎは「もう十分」と思ってからさらにもう1回すすぎ直すくらいの気持ちで、しっかりしっかり洗い流しましょう。また、シャンプー後は、暑くてもいそがしくても、極力すぐにドライヤーで乾かしましょう。
いつまでも美しい髪は小さなケアの丁寧な積み重ねから
30代から始まる老け髪の原因と対策をお伝えしました。ひとつひとつのことは、もしかしたら「もう知ってる」と思われたかもしれません。でもちょっと待って!「知っている」と「やっている」は大きく違うのです。そして、年を重ねても美髪の持ち主は、これらのケアを本当に丁寧に実践している人たちです。ぜひあなたももう一度、毎日の髪のケアを見直してみませんか?